フリー台本『別れ話』【２人用】

2人用のフリー台本です。

2分程度の短い台本になっていますので、

レッスンや稽古等で、ご自由にお使いください。

キャスト総数2人（男1：女１）

所要時間（目安）２分程度

ジャンルコメディー

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『別れ話』

雄二「なんだよ、話って」

みのり「・・・別れてほしいの」

雄二「え・・・」

みのり「別れてほしいの」

雄二「お、おい、いきなりなんだよ・・・。あ！あれだろ、この前の記念日、俺がレストラン予約するの忘れて、ファミレスで飯食うことになったのまだ怒ってんだろ？悪かったって」

みのり「好きな人ができたの」

雄二「・・・どういうことだよ、好きな人ができたって」

みのり「とっても素敵な人よ」

雄二「すてき・・・どうしてだよ、俺たちうまくいってたじゃん！」

みのり「ごめんなさい」

雄二「俺よりも、そいつの方がいいっていうのかよ。」

みのり「そうよ」

雄二「・・・何が悪かったんだ？俺、直すからさ。教えてくれよ、何が悪かったんだ？」

みのり「顔よ」

雄二「は？」

みのり「あなたって、餌付けされてる時の鯉みたいな顔してるじゃない？新しい彼は吉沢亮に似てるの。だから、別れてほしいの」

雄二「いやいや。急に悪口・・・え、今までずっとそう思ってたの？」

みのり「えぇ」

雄二「えぇ・・・。なんだよ、鯉みたいな顔って。吉沢亮に似てるやつを好きになったから別れてくれって、お前、最低だな！！」

みのり「なんて、嘘。お母さんが病気でね、地元に帰って看病しなくちゃならなくなったの」

雄二「お母さんが？」

みのり「だから、５００万貸してくれないかな？」

雄二「おう、分かった。ってなるかぁ！！お前の地元ここじゃねか！お母さんもピンピンしてるだろ！！なに、そのお金で、吉沢亮と派手な結婚式でもあげるってか？」

みのり「（口笛を吹く）」

雄二「ごまかし下手か。ほんと最低だな！！」

みのり「でも、今まであなたのことが好きだったのは本当よ？」

雄二「みのり・・・」

みのり「お金があるところとか、後ろ姿が山崎賢人っぽいとか・・・」

雄二「別れよう」

―終わり―