2人用のフリー台本です。
2分程度の短い台本になっていますので、
レッスンや稽古等で、ご自由にお使いください。
キャスト総数2人(男1:女1)
ポチ子より
小さい頃、買い物についていくと、
デパートの屋上でお母さんがジュースを買ってくれました。
美味しかったなぁ。
所要時間(目安)2分程度
ジャンル恋愛
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『立ち入り禁止』
【夜、学校の屋上にいる2人。】
由紀「立ち入り禁止の場所って興奮するよね。」
永人「そんなんお前だけだよ。どうすんだよ、バレたら停学確定だぞ。」
由紀「そういいつつ、来てくれたじゃん。」
永人「俺は、夜中に学校に忍び込んで、屋上で天体観測しようとか言う馬鹿を止めに来ただけだよ。」
由紀「結果、止められずに共犯者なる無能。」
永人「まじお前ぶん殴るぞ。」
由紀「いいじゃん。そんなこと心配したって無駄だよ。見つかったときは見つかったとき!今は今を楽しむの!」
永人「はぁー、お前の能天気さには心底感心するよ。」
由紀「褒めてくれてありがとう。」
永人「どういたしまして。」
由紀「いやー、やっぱ思った通り!夜中の屋上は最高だね!ほら、星に手が届きそう!」
永人「俺にはぶつぶつの白い点にしか見えない。」
由紀「もー雰囲気無いな。」
永人「夜に空見上げるのの何が楽しいんだよ。家でゲームしてぇ。」
由紀「別になにも楽しくなくていいの!ほら、永人。」
永人「何?うあっ!」
【由紀、永人を仰向けに押し倒す。】
永人「いってー・・・。なんだよ、急に押すなよ。背中打ったわ。」
由紀「へへっ。・・・こうやって寝転がって星を見るとさ、自分が空の上にいるみたいな気分にならない?」
永人「はぁ。」
由紀「どんどん空が近づいてきて、自分が星の一部になるの。」
永人「・・・ふーん。」
由紀「それに横になると、世界にいるのが私と永人の二人だけになったような気がして、私は好きだな。」
永人「えっ」
由紀 「ん?何?」
永人「いや、何でもない。」
由紀「そう。」
永人「・・・あとどんくらいここにいんの。」
由紀「うーん。飽きるまで?」
永人「ふっ。あーあー、長くなりそうだな。」
―終わり―