1人用のフリー台本です。
1分程度の短い朗読台本になっていますので、
レッスンや稽古等で、ご自由にお使いください。
キャスト総数1人(男女兼用1)
ポチ子より
乾麺をゆでる時に、
食べれる気がして2人前ゆでて、
茹で上がった量にびっくりする。
所要時間(目安)1分程度
ジャンル朗読
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無料台本『幸せな時代』をそのまま読む
『幸せな時代』
私が幸せだった時を、
誰かが不幸な時代だといった。
私が苦しい時を、
幸せな時代だったという。
その人は、
自分を肯定するためだけに、
人の幸せを平気で踏みにじって、
不幸を見なかったことにする。
その場所にあった笑顔を、
苦しむ泣き声を、
ゴミ箱に捨てて、
初めからそんなものは無かったというのだ。
どんなに不幸な時代も、
それは誰かの幸せで成り立っていて、
どんな幸福な時代でも、
誰かは不幸の中にいる。
その人たちは確かにそこにいたし、
今もどこかにいるのだ。
―終わり―