2人用のフリー台本です。
2分程度の短い朗読台本になっていますので、
レッスンや稽古等で、ご自由にお使いください。
キャスト総数1人(男1:女1)
ポチ子より
お風呂に入るのは好きだけど、
入るまでがめんどくさい。
所要時間(目安)2分程度
ジャンル恋愛
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『お風呂掃除』
彼女「みんな、すごいなー。ちゃんと働いてるんだもん。嫌だなー明日も仕事だー。頑張りたくなーい。早起きしたくなーい。抱えてる仕事が増えるのもいやだ―。怒られたくない。何もしたくない。ごろごろしたい。」
彼氏「欲望が溢れ出てるよ。」
彼女「え?みんなもこんな思いしながら働いてるの?すごすぎない?えらすぎない?私が、褒めてやる。感謝しろ。」
彼氏「急に態度がでかくなったね。」
彼女「ほら、こっちに頭をむけなさい。」
彼氏「はぁー。はいはい。
彼女「よし!よーしよしよしよよしよしよしよし。うぁーしょししょししょししょし。」
【彼女、彼氏の頭を掻きまわす。】
彼氏「完全に犬の褒め方なんだよなー。」
彼女「えらいぞー。えらい。とってもえらい。今日は特別にハゲるまで撫でてやる。」
彼氏「それは遠慮したいな。もー髪ぐちゃぐちゃだし。・・・満足した?」
彼女「ん。」
彼氏「うっし、それじゃ洗い物しようかな。」
彼女「ダメ。」
彼氏「なんで。」
彼女「貴様が動いたら、私も動かなきゃダメみたいになるだろ。」
彼氏「そうだよ。早くお風呂掃除しなさい。」
彼女「嫌だ―、動かないぞー。今、私の体は岩だ。絶対に動かぬ。」
彼氏「ほら、変なこと言ってないで。やらないと、お風呂入れないよ。明日も仕事でしょ。お風呂入らず行けないでしょ。」
彼女「うーん。いーやーだー。めんどくさーいぃぃ。」
彼氏「もぉー。そうやって駄々こねればいいと思って。現実から目をそらしても、お風呂掃除の任務は消えてくれないよ。」
彼女「んんんんー。・・・お皿を拭くぐらいならしてもいいよ。」
彼氏「もーしょうがないな。それでいいよ。はい、キッチン行くよ。」
彼女「よし!やるぞ!」
彼氏「急にやる気スイッチ入るんだから。その後お風呂掃除ね。」
彼女「・・・うん。手伝ってね。」
彼氏「はいはい。」
―終わり―