2人用のフリー台本です。
1分程度の短い台本になっていますので、
レッスンや稽古等で、ご自由にお使いください。
キャスト総数2人(男1:女1)
ポチ子より
夏服をまだ買ってなくてピンチ
所要時間(目安)1分程度
ジャンル日常
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『泥に沈む』
女1「泥に沈んだことある?」
男1「残念ながら。」
女1「だよねー・・・」
男1「逆にいたら興味あるけど、泥に沈んだことある人。」
女1「私もそうなの。なんか落ち込んだエピソードを話す時に、泥の中に沈んでいる感覚とかいう人いない?すごい思うんだよね、沈んだことあんのかな。」
男1「いやいや言葉の比喩ってやつだろ。沈んだことはなくても、動きづらそうとか、這い上がるのが大変そうとか、想像はつくし。」
女1「まぁ、そうなのは分かるんだけどさぁ。でもさ、もうちょっとさ、経験あることから表現してほしいんだよね。沈んだことないくせに、感覚分からんやろ!!って気持ちにならない?」
男1「はっ、俺は分かんねーけど。」
女1「私だけなのかなぁ・・・。だって、世の中には泥に沈んだことがある人なんてほぼいないわけじゃん?それなのに、どうして泥に沈む事と気持ちの沈みを関連づけるんだろう。泥の中に入るってさ、暗い時じゃなくない?潮干狩りとか学校の授業で田植えしたとかさ。割と楽しいものな気がするの。それなのに動きづらそうとか、大変そうとかそんなイメージだけで苦しい感覚の表現として扱うのは不適切だと思います!」
男1「思いますって言われてもな・・・」
女1「気持ちはストレートに伝えるべきよ。比喩なんて使わずに、疲れた、辛い、だるい、めんどくさいって叫べばいいの。。そうやって言葉にしたほうが絶対スッキリする。」
男1「ふっ、お前みたいなガサツには分からない感覚なんじゃねーの?それに泥に沈んだとか言ったほうがかっこいいじゃん、語感が。」
女1 「私は別にガサツじゃないもん。かっこいいかな?カッコよさを追求するなら、もっと、こう・・・なんか、もっとある気がする。」
男1「・・・そんな余計な事考えてるけど、12時に出かけんだろ?間に合うの?」
女1「え?あ、やばい!もう50分じゃん!準備しないと!」
―終わり―
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