1人用のフリー台本です。
1分程度の短い台本になっていますので、
レッスンや稽古等で、ご自由にお使いください。
キャスト総数1人(男女兼用)
登場人物
一応作家をイメージしていますが、ご自由にどうぞ
所要時間(目安)1分程度
ジャンル朗読
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無料台本『苦悩』をそのまま読む
『苦悩』
頭の中ではきちんとストーリーを描けているのに、
それを実際書いた途端、稚拙なものへと変わる。
想像の中の自分と、現実の自分が乖離しているのと一緒さ。
最初からくだらない、なんの価値もないものだって気づくのには時間がかかる。
書きながら、下がっていく作品の価値をみて、死にたくなる。
これならいっそ、書かないほうがいいんじゃないかとも思う。
頭の中の、完璧なストーリーのままにしておけば、
こんな気持ちになることもないんじゃないかって。
何も行動しなければ、この作品は理想の中を生き続けてくれるんじゃないかって。
でも、言葉にすると思ってしまう。
この作品は、生まれた時から無価値だったのかな。
それじゃあなんで生まれてしまったんだろう。
どうして、なんでって。そんな事に頭を支配される。
たとえ無価値じゃないとしても、
その価値を表現できない、自分の不甲斐なさに失望する。
私じゃなければ、よかったのに。ごめんね。
そんな気持ちになるんだ。
―終わり―
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